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アースデイ東京2010勝手にツアーガイド

人にも環境にもやさしい「フェアトレード」商品に注目を!

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アースデイ会場のブラブラ歩きが楽しい理由のひとつは、何と言ってもショッピング。

服飾品、雑貨、食品などさまざまなアイテムを取り扱うお店が会場中にぎっしり並び、しかもどのお店もオリジナリティ豊か。環境にやさしい自然素材のみを使った商品や、小さな工夫で省エネにつながるアイディア商品など、なかなか他にはないこだわりの品々を一気に見て回れるのは、やっぱりアースデイならではでしょう。

アースデイ会場を回っていると、一度や二度ではなく目にするのが「フェアトレード」商品だと思います。

最近耳にする機会も増えてきましたが、そもそもフェアトレードって何でしょう?「そんなの初めて聞いた」という方はぜひ注目を。フェアトレードが何かを知っておくだけで、アースデイのショッピングはきっと何倍も楽しくなります。

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フェアトレードはfair trade(公平な貿易)。

売り手と買い手の対等な関係を守る貿易のしくみです。

アジアやアフリカ、中南米などの途上国の生産者と、できる限り直接取引することで適切な代金を支払って、仕事の機会を提供していくという発想に基づいています。一般的な貿易では輸入業者などが大きな利益を上げて、生産者の収入は販売価格のほんの数パーセントのみということもありがち。そういう不公平感を無くして、顔の見える取引を実現するのがフェアトレードです。

ただの一方的な支援ではなくて、貿易のパートナーとして継続的に付き合っていくというのが意義深い点だと思います。

しかも、人にやさしいフェアトレードは環境にもやさしい! 例えば食材でも布製品でも、オーガニックの原料を使っているものが非常に多いです。なるべく自然に負担のない方法で生産されたものに対して正しい対価を払って購入する、というのがフェアトレードの基本的な考え方です。

ということで、お店で「フェアトレード」の字を見つけたらちょっと注目してみましょう。出展者の人に「これはどんな人たちが作ったものですか?」などたずねてみると、話が盛り上がること間違いなしです。

なお、せっかくのアースデイなので、ぜひともマイ・バックの持参をおすすめします。昨年のアースデイでも、お店でもらったレジ袋などを持ち歩く人はずいぶん少なかったように思います。持っていないという方は、これを機にアースデイ出展者のお店で買ってみるのも手。きっと末永く使えるお気に入りが見つかるはず!

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2011年は、「フェアトレードビレッジ&ピースマイルステージ」があります。
ぐらするーつが企画する、フェアトレード推進活動を行う団体による出店と及びフェアトレードに関するトークです。
ぐらするーつ http://grassroots.jp/
出展は以下の団体。

  • 1 Medicine Field
  • 2 ヒマラヤンマテリアル
  • 3 TRAGOOON・ツナミクラフト
  • 4 パレスチナ子どものキャンペーン
  • 5 グアテマヤ・エヌハーベスト
  • 6 ぐらするーつ
  • 7 ディンカム・ジャパン
  • 8 セーブ・ザ・オリーブ
  • 9 バラカ
  • 10 パルシック
  • 11 第3世界ショップ
  • 12 オルター・トレード・ジャパン
  • 13 アンデス・アルテ
  • 14 チョウタリの家
  • 15 シャンティ国際ボランティア会
  • 16 クラフトリンク南風
  • 17 OGURA
  • 18 インディゴストア
  • 19 PUENTE
  • 20 スローウォーターカフェ

各団代の概要は下記のぐらするーつさんのページをご参考ください。
http://grassroots.jp/blog/news/archives/001516.html

シャンティは東日本大震災の「Think the Earth基金」の第二期分配先になっている団体ですね。宮城県気仙沼市に拠点を置き、宮城県北部から岩手県南部の主に沿岸部で活動を行っているそうです。気仙沼支援の意味でも応援したいですね。
去年のシャンティの様子
http://sokuho.earthday-tokyo.org/post_89.html

同じくインド洋大津波に被災された地域の復興支援をする「ツナミクラフト」さんも参加されるようです。

セーブ・ザ・オリーブのオリーブオイルはパレスチナのヨルダン西岸で取れます。
パレスチナ国内は常に不安定な状況にあります。
そのため、樹齢2000年(!)を超えるオリーブの木が生えている状況にも関わらず、政府の命令によってそれらが根こそぎ除去されるなど、厳しい環境下での栽培が続けられているそう。
去年のセーブ・ザ・オリーブの様子
http://sokuho.earthday-tokyo.org/cat1/fairtrade/post_72.html

「パレスチナ子どものキャンペーン」は、パレスチナのザ地区、ヨルダン川西岸、レバノンの3箇所で、ろう学校に通う子どもたちの支援や、その母親のメンタルケアをしている団体。
パレスチナの花嫁は、母親が一針一針心を込めて縫った刺繍が胸に付け、結婚式に出席します。その愛のこもった伝統工芸で作られた、こちらは携帯ケースやブックカバーを売っています。
去年のパレスチナ子どものキャンペーンの様子
http://sokuho.earthday-tokyo.org/cat1/fairtrade/post_48.html

その他、ネパールやパレスチナ、タイ、ベトナム、アフリカなどのいつもながらの魅力的な商品が並びます。是非覗いてみてください。

その他の、フェアトレード関連の参加企画はこちら
http://www.earthday-tokyo.org/2011/event/genre/fairtrade/

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記事:宮武千恵子(加筆:安藤早織)
イラスト:安藤早織

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