知る・学ぶ

ネイチャーポジティブから始める生物多様性③生物文化多様性と先住民の暮らし(台湾)開催決定!

アースデイグローバルサミットは、国内外の横断的なネットワーキングを目的として2022年に始まりました。2023年は、生物多様性にフォーカスし、『初心者でも分かる ネイチャーポジティブから始める生物多様性』シリーズを展開しています。

生物多様性と文化の関わりを学ぼう!

1月26日に開催されたアースデイグローバルサミット2023は、100個以上のネイチャーポジティブアクションが参加者の皆さんから提案されました。

その中から、「俳句を学ぶ」、「地域のお祭りを復興させる」、「かるたを作る」、「伝統文化を広める」など、文化に関するものもいくつか見られました。

地域の生物多様性は、私たちの生活を支えると共に、文化も発展させてきました。その文化的サービスは、例えばどんなものをイメージしますか?

郷土料理?景観?お祭り?民話?、色々なイメージを膨らませながら、私たちと一緒に学んでみませんか。

今回は、ブラタモリにも出演された京都大学大学院の深町准教授に、生態系を保全・再生していくことと文化の関わりをお話しいただきます。

またアースデイグローバルサミットにも出演いただいた台湾のサイシャット族長老のチーユウ・ケンさんからも、サイシャット族の暮らしと伝統文化を前回よりも更に詳しくお話しいただきます。

皆さんから提案されたアースデイネイチャーポジティブアクションを基に、一つ一つを深堀りしていくワークショップも行います。
ぜひご参加ください!

プログラム内容

◉生物文化多様性とは?:京都大学大学院准教授 深町加津枝氏

◉サイシャット族の暮らし(台湾):サイシャット族長老 チーユウ・ケン氏

◉ワークショップ③:アースデイネイチャーポジティブアクションを考える

【詳細】

■日時
2024年1月31日(水)19:30-21:30

■会場
オンライン@zoom(事前申込必須)

■主催:アースデイ東京(地球環境基金助成事業)

登壇者プロフィール

深町加津枝:京都大学大学院地球環境学堂・准教授。

主な研究テーマは、ランドスケープの配置と生態的機能との関係、生物文化多様性の保全のあり方、ランドスケープに対する人の認識。現場を大切にしながら、里山・里海に関わる人と自然とのかかわり、伝統知・地域知を活かした防災減災や都市等のグリーンインフラにも取り組んでいる。

チーユウ・ケン(台湾):苗栗県サイシャット(賽夏)族原住民林業労働合作社理事長、サイシャット族長老

サイシャット文化の保存と継承に尽力。2019年からはサイシャット族協同組合を設立。サイシャット族を率いて、里山イニシアティブの精神に従う。政府と協力し、持続可能で環境に優しい方法で森林を開発し、下層部の経済を活性化させている。
現在、台湾全土のコミュニティや大学で「森林山プロジェクト」の講義を行い、人と自然の共生というコンセプトの実現に努めている。2023年2月、サイシヤット協同組合は正式にIPSIメンバーとなる。
https://www.facebook.com/SaySiyat.pakaSan.Satoyama/

秋元真理子(司会)
アースデイ東京理事、アースデイジャパンネットワーク顧問、日本野菜テロワール協会事務局。