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アースデイ・ピースデイ・ウェルビーイング合同新年交流会 開催レポート

アースデイ・ピースデイ・ウェルビーイング合同新年交流会 開催レポート

2026年1月20日(火)、東京・麹町のLIFULL TABLEにて「アースデイ・ピースデイ・ウェルビーイング合同新年交流会」を開催しました。
本イベントは、環境・平和・ウェルビーイングという価値観を共有する人々が一堂に会し、分野や立場を越えて“これから”を語り合う場として企画され、当日は約100名が参加しました。

2026年、アースデイ東京は25周年という大きな節目を迎えます。本交流会は、そのキックオフとして、対話と共感、そして新たなつながりが生まれる一夜となりました。

次世代を担う2人が総合司会

総合司会を務めたのは、昨年に続き、アースデイ東京最年少理事でありプロギングジャパン代表の常田さんと、アースデイ東京ユース/下北カレッジの山本さん。

世代や肩書きを越え、誰もが自然に言葉を交わせるよう配慮された進行により、会場は冒頭からあたたかく開かれた雰囲気に包まれました。

【プログラム1】参加者マイクリレー

― 主役は、集まった一人ひとり ―

今回の交流会の主役は、登壇者ではなく「参加者」。
アースデイ東京の実行委員会が大切にしている「参加者一人ひとりが声を出し、互いの活動を知り、つながる」という姿勢を体現する形で、参加者マイクリレーを実施しました。環境、教育、福祉、ビジネス、地域活動など、それぞれの現場での想いや実践が語られ、共感の拍手とともに新たなつながりが生まれていきました。

【プログラム2】トークセッション

― ウェルビーイング・平和・環境が交差する対話 ―

トークセッションの司会は岡田ありすさんが務め、絵本の読み聞かせからスタートしました。言葉と物語を通して場の空気がやさしくほどかれ、参加者の心が自然と対話へとひらかれていく印象的な導入となりました。トークセッションは、THE WELL-BEING WEEK実幸委員長の前野隆司氏、NPO法人PEACE DAY代表理事であり株式会社LIFULL代表取締役会長の井上高志氏、そしてアースデイジャパンネットワーク共同代表の谷崎テトラ氏が登壇しました。それぞれがウェルビーイング、平和、環境という異なる立場から語りながらも、持続可能で人間らしい社会を目指す共通の視点が交差する、深い対話の時間となりました。

なかでも谷崎テトラさんの言葉は、会場全体の心を強く打ちました。現在ステージ4のがんと向き合い、余命1ヶ月と告げられる中で、アースデイの理念にも通じる「自然の力を信じる生き方」を選択されていること。その覚悟と静かな強さは、「生き方そのものがメッセージになる」ことを体現するものでした。

【交流会】食・飲・循環から体感するサステナビリティ

トークセッション後は交流会へと移り、参加者同士の対話がさらに深まりました。本イベントでは学生も安心して参加できるよう完全ノンアルコールとし、環境負荷を出さない運営を徹底。ケータリングはアースフードプロデューサーの 新納平太 さんが担当し、食を通じて社会や地域を考える、あたたかく滋味深い料理が場をやさしくつないでいました。

新納さんは2000年より BeGood Cafe に参画し、マクロビオティックやヴィーガンなど、身体と地球に配慮したケータリングを展開。2011年からは作家 C・W・ニコル 氏と共同展開する「ニコルズフォレストキッチン」や、フジロックフェスティバル の名物エリア「The ATOMIC CAFE」など、数多くのフードディレクションを手がけてきました。

完全ノンアルコールで、誰もが楽しめる場へ〜協賛 (株)湘南貿易〜

本イベントは学生の参加も多いことから完全ノンアルコールで実施されましたが、大人も十分に楽しめるよう、(株)湘南貿易 のご協賛により、ノンアルコールビール、ノンアルコールワイン、ノンアルコールスパークリングが振る舞われました。世代や立場を越え、同じ乾杯を共有できる空間が生まれていました。

※株式会社湘南貿易とは、横浜市に本社を置く、プラスチックリサイクル関連機械の輸入販売とノンアルコール飲料の輸入販売を主軸とする企業です。https://shonantrading.com/

社会課題とつながる一杯

交流会では、トルコ・シリアの社会課題解決につながる取り組みとしfease(提供:菊地泰基氏)による、トルコ原産のピスタチオを使用した「ブラウンピスタチオラテ」も振る舞われました。一杯のドリンクを通じて、遠く離れた地域の課題に思いを馳せる象徴的な試みとなりました。

協力:fease https://www.fease.jp/

ゴミを出さない運営 リユース食器サポート

会場で使用された食器はすべてリユース食器を採用し、「イベント=大量のゴミが出る」という常識を見直す運営が行われました。この取り組みを支えたのは、環境配慮型イベントの企画・運営や普及啓発に取り組む iPledge(濱中聡史氏)と、紙や植物由来原料を使った環境配慮型素材を開発・販売する環境テック系スタートアップ カミーノ(鍵本政彦氏)です。使い捨てプラスチックに代わるリユース可能な容器・食器を通じて、脱プラ・脱炭素と資源循環型社会の実現を目指す両者の取り組みにより、理念だけでなく運営そのものがメッセージとなる、アースデイ東京らしい交流会となりました。

協力:
NPO法人iPledge https://www.ipledge.jp/

株式会社カミーノ https://ca-mi-no.jp/

つながりが、次の一歩になる夜

環境、平和、ウェルビーイング。
異なるようでいて、本質的には同じ未来を目指す価値観が、対話と体験を通じて重なり合った一夜でした。

ここで生まれたつながりや想いは、アースデイ東京2026、そしてそれぞれの現場での次のアクションへとつながっていきます。

次なる舞台は、2026年4月18日(土)・19日(日)開催予定の「アースデイ東京2026(春の地球文化祭)」。
25周年という節目の年に向け、動きはすでに始まっています。