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アースデイ東京2010勝手にツアーガイド

今年は「国際森林年」!私たちの生活を支える森について考えよう

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2006年の国連総会決議により、2011年は国際森林年とされています。国際森林年は世界中の森林の持続可能な経営保全の重要性に対する認識を高めることを目的にするもので、各国に対し積極的な取組や国内委員会の設置が要請されています。なお、前回の国際森林年は1985年でした。
(林野庁より http://www.rinya.maff.go.jp/j/kaigai/2011iyf.html)

今年の代々木公園でのアースデイ東京では、「アースデイ・フォレスト」ブースがお目見えです。
詳しい内容は下記のページにたっぷり載っているので是非ともご覧になってください。
アースデイ・フォレスト : http://www.earthday-tokyo.org/forest2011/

町中に住んでいると、「森」の話しというのはとてもとても遠い世界のことのような、自然を愛する少数の人や、山登りを愛する人たちのもののような気がしてしまうんですけど、本当は私たちの生活に、経済に、密着した存在なはずなんですよね。
私たちの文化は古来から例外なく流域に沿って産まれています。そしてその流域の源をたどれば、そこは豊かな森林地帯。
森林は資源の少ない日本の大変貴重な資材のうちの一つです。

アースデイ東京実行委員長、C.W.ニコルさんも「財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団」を立ち上げていらっしゃいます。
C.W.ニコルさんは、一見緑に覆われているように見えながら、生態系としてのバランスを崩してしまった日本の森をなんとかしたい。美しかった本来の日本の森に戻したい。と考え、2001年6月に「特定非営利活動法人アファンの森」を作りました。
これは、アファンの森での生物多様性の調査、健全な生態系をもつ森を回復するための提言、クマが棲める森に海からサケが遡ってくるような自然の環をつなげるためのネットワークづくりをするためのNPO法人でした。
さらに、アファンの森を周囲の放置林にまで広げたり、アファンの森の維持管理を通して、里山保全に関する人材を育成したりするために彼はこの森を寄附し「財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団」が2002年5月31日に誕生し、NPO法人の活動は「財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団」と合併することになりました。
(財団法人C.W.ニコル・アファンの森財団サイトより http://www.afan.or.jp/)

また、「アースデイ・フォレスト」のページで紹介されているフェアウッドパートナーさんは、その名前からもわかる通り、フェアな木材について考える団体で、その関連団体、フェアウッドカフェさんはフェアな木材で作られた家具や雑貨などを販売している団体です。
伐採地の森林環境やその地域社会に暮らす人の生活を考慮し、フェアトレードな木材や森林認証材、国産材、リサイクル材などを厳しく見極め、取り扱っています。
手前味噌ではございますが、わたくし、フェアウッドカフェさんのサイトのデザインやシステムを担当させていただいております。

アースデイ・フォレスト」内の「新しい試み」では「天然住宅」さんが紹介されています。こちらは去年のトークステージに出ていらした時にちょうど私も拝見していました。
いつかどーんとお金が入った際には四季工房さんか天然住宅さんで、住まいに近い森林の国産材でエアパス工法で、出来れば屋根は水苔か、藤森照信さんの設計されるおうちみたいにニラかたんぽぽを植えて、家の中はキャットウォークをめぐらせて猫を自由遊ばせられるようにしたおうちを建てたい...と夢想しているわたくしです。

forest_thum.gif

記事:安藤早織
http://annulus.jp

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